KAXMAX逮捕！MDMA飲むとどうなる？経験者から危険性を学ぶ

2019年11月11日2019年11月13日

11月11日の今日も1人、有名人のMDMAで逮捕者が出た。
その有名人はKAZMAXさんというトレーダーでFXや仮想通貨をしている人で知らない人はいません。
MDMAで逮捕と言われても、いまいちどんなものなのか分からずに「使ってみたい」と興味を持ってしまう人が多いのではないでしょうか。

MDMAにはどんな危険性があるかということと、MDMA経験者の声を聞いて学びましょう。

MDMAって一体なに？覚せい剤とは違うの？

まず、MDMAと覚醒剤って何が違うのかをご説明します。

覚醒剤とは

覚せい剤は麻黄(まおう)という植物から抽出した原料を科学的に合成されたものになります。
なので原材料になる植物があるということ。
覚醒剤を飲んだり注射すると、脳神経のドーパミンを大量に放出させて心身を活性化させます。
簡単にいうと、興奮状態になりテンションが上がります。

MDMAとは

一方MDMAは覚醒剤と違い、植物由来ではなく化学的に作られたもの。
作用は、脳神経のセロトニンを大量に放出させて多幸感を得ます。
覚せい剤のような興奮状態というよりは、やる気が出たりリラックスできるといったもの。
開放的になれるので、人と話していると止まらなくなります。
エクスタシーという俗語をもっており、色んな場所の感度が高まるので以前逮捕された押尾学さんのように性行為に使用する人もいます。

MDMAを飲むとどうなるのか

一見聞くと作用の仕方に「飲んでみたい」と思ってしまう人がいるかもしれません。
しかし、一度セロトニンが過剰に出てしまうことの危険性を聞くとそうは思えません。

MDMAを飲むとどうなるのか。

まず、服用後30分ほどで精神状態に変化が出ます。

一気に上げた気分は、4時間～6時間で効果が切れた途端に飲む前より酷いうつ状態になります。
依存性はタバコやアルコールに比べ低いが、MDMAを飲んで気分を上げて、落ちたらまた飲んでの繰り返しで制御が効かなくなります。

他の副作用として、血圧と体温の上昇など。
体温が異常にあがり水分を大量摂取してしまい酷い電解質異常(水中毒)に陥り死亡してしまうこともあります。
血圧が異常に上がってしまった時は、脳卒中にもなり得ますね。

なので押尾学さんのように体温や血圧が上がりやすい状態でのMDMAは死亡してしまう確率が高かったということです。

なんで危険なものなのに手を出すのか

危険なのを知ってなんで手を出す人がいるのか。

それは好奇心で手を出してしまう人・ストレスから逃れたいと手を出してしまう人・友達や恋人の誘いで手を出してしまった人と様々です。

信頼している人に「ストレス発散にこれ良いよ」と言われたら手を出してしまう人も多いのではないでしょうか。

MDMA経験者の声

厚生省の出している記事でMDMA経験者の声が上がっていました。

『小さい人間がいっぱいやってきて、剣で 自分を刺し殺そうとする。』 14歳 男子

『路上で暴れ、病院につれていかれた。入 院すると「暑い、暑い」と全裸になり、1 ヶ月の興奮状態がつづき、「バカヤロー、 部屋から出せ」と大声でわめき散らして 食事を床に投げつけたり、医 者などにな ぐりかかり、「自分は鬼になっている」と 妄想に取りつかれてしまった。 』18歳　男子

『MDMAを飲んだら眠れなくなってしま った。頭が回転しなくなり、気 分が落ち 込んでしまって、学校の先生の話が1割 も頭に入らなくなってしまった。もう6ヶ 月もたつのに一向に元に戻らない。つら くて仕方がない。死んだ方がましだ。』17歳　女子

厚生労働省

14歳の中学生まで簡単に手を出せてしまうのは、インターネットでの隠語での販売もあるのではないでしょうか。

好奇心とその場しのぎのストレス発散で人生を壊してしまいますが、まだそういったこともまだ分からない年齢ですよね。

出会い系アプリなど簡単に子供が大人と出会えてしまう時代なので、周りの大人が注意深く見てストレスになっていることを、子供から悩みを打ち明けられるような家庭空間作りをしていくことも必要かと思います。

誰にでも起こりうる危険な誘い

MDMAだけでなく、大麻や覚醒剤など弱い心にスッと入り込んでくる薬物。

「一回だけ」はないと考えて下さい。
一度使うと病みつきになり、前よりも苦しい生活が待っています。

もし、アナタがストレスまみれなのであれば、その原因を断てばいいこと。
会社が辛いなら、辞めてしまう。
恋人との関係が不安なら、別れる。
離れることでストレスがなくなるならば、すぐ離れましょう！

ここで良いストレス発散方法をお伝えします。
筋トレには、MDMAを使用しなくても適度なセロトニンが出ます。
お時間のある人はぜひ読んでみて下さいね。

参考文献 Wikipedia,熊本県警察HP,厚生省PDF資料,非合法ドラック キメセクネット